マッチングアプリによって恋人ができたという人がいる一方で、「長く使っているけど虚しい」「まったく恋愛に繋がらない」と述べる人もいます。
仮に恋愛に発展しなくてもそれなりに充実した恋活・婚活ができれば虚しいとは感じないはず。
では、なぜマッチングアプリで虚しいと感じるのか?
この記事では、虚しいと感じる原因と対策を解説していきます。
マッチングアプリで虚しいと感じる原因
ネットでマッチングアプリの口コミを検索すると、「虚しい」と述べている人がかなりいます。
その人達が虚しいと感じた理由を読むと、よく出て来るのは次の5つです。
- なかなかマッチングしない
- メッセージのやり取りが続かない
- 会ってみたらイメージと違っていた
- 2回目のデートに繋がらない
- 長期で契約すると「いいね」を送る相手がいなくなる
なかなかマッチングしない
虚しいと感じる理由でもっとも多いのが「なかなかマッチングしない」というもの。
編集部が調査したところでは、平均よりやや上の容姿の30代男性が同世代の女性に「いいね」を送った場合、マッチングする確率は7~8%しかありません。
容姿の良い女性にだけ絞り込んだり、10歳以上年下の女性を狙ったりすればマッチング率はさらに低くなり2~3%。
無論、男性の容姿が下がればそれに応じてマッチング率も下がります。
このように、マッチングアプリのマッチング率は決して高くはなく、容姿などの条件が悪い男性であれば「虚しい」と感じるのも無理はありません。
メッセージのやり取りが続かない
女性とマッチングが成立するとメッセージのやり取りが可能になります。
このやり取りを続けることでデートのアポへと繋がるわけですが、問題なのはそこまでやり取りが続かないということ。
やり取り開始から2~3日以内に途切れてしまうことがほとんどです。
さらには、マッチングしたのに一度も返事を送ってこない女性も多く、デートまでたどり着く確率は数人に一人。
前述のマッチング率と併せて考えると、100人に「いいね」を送ってもデートできるのは1人いるかいないかといったところです。
会ってみたらイメージと違っていた
マッチングアプリはネットを介して出会うもの。
基本的にプロフィール内容と写真、メッセージのやり取りでデートするかどうかを判断します。
そのため、実際に会ってみると「イメージと違った」ということがしばしば。
特に女性はプロフィール写真を加工しているので、それをあてにしていると会ったときにがっかりします。
また、メッセージのやり取りは普通にできるのに、直接会ってみるとまったく喋れないという人も大勢います。
よって、初デートの時点でがっかりする男性が多く、虚しいと感じる要因の一つといえます。
2回目のデートに繋がらない
仮に初デートで男性が女性を気に入ったとしても、女性側がどう思ったかは全く別の問題。
出会いとは難しいもので、双方の想いが一致することはなかなかありません。
その結果、2回目のデートに誘っても返事が来ないことが多く、そのまま会えなくなってしまいます。
人によってはこのような事が続くこともあり、「虚しい」と感じるのも無理はありません。
長期で契約すると「いいね」を送る相手がいなくなる
なかなかマッチングできなかったりやり取りがうまくいかなかったりすることが多いため、数ヶ月単位の長期契約に可能性を託す人もいることでしょう。
たしかに長期で契約すると料金が割引されてお得なのですが・・・
どんなに会員数の多いマッチングアプリであっても、契約期間が長くなると徐々に「いいね」を送りたいと思う女性がいなくなっていきます。
好みによりますが、女性に平均以上のルックスを求める場合、不自由なく選べるのは登録から2週間くらいまで。
そこで一通り「いいね」を送り尽くしてしまうため、それ以降になると気に入った女性がなかなか現れず、虚しい時間ばかりが過ぎていくことになります。
虚しいと感じないようにするための対策
マッチングアプリで虚しいと感じる原因は前述のとおりです。
いずれもマッチングアプリあるあるなのですが、対策を講じれば虚しいと感じる機会は随分少なくなります。
マッチングしにくいことへの対策
虚しい展開を避けるためにもっとも効果的なのは、マッチングする人数を増やすこと。
自身をしっかり磨いていることが前提ではありますが、それ以外にも次のようなテクニックがあります。
- まずは「いいね」ポイントをしっかり貯める
- プロフィール写真がない女性に集中的に「いいね」する
- ルックスやスタイルにこだわり過ぎない
まずは「いいね」ポイントをしっかり貯める
ほとんどのマッチングアプリは、無料会員の状態であってもログインボーナスとして「いいね」ポイントを貯めることができます。
「いいね」ポイントとは「いいね」を送れる回数のこと。
有料会員になる前にこのポイントをしっかりと貯めておけば、より多くの女性にアプローチできます。
仮にマッチング率が2%しかなくても、1,000人に「いいね」すればマッチング人数は20人。
20人もマッチングできれば充実した恋活・婚活ができますし、その中から恋人ができる可能性は十分にあります。
プロフィール写真がない女性に集中的に「いいね」する
誰に「いいね」を送るかという点においてもコツがあります。
競争倍率が低い女性(もらう「いいね」が少ない女性)に集中的に送れば、マッチング率が高くなるのは当然のこと。
そして競争倍率が低い女性とは、プロフィール写真がない女性または顔がはっきりと分からない女性です。
相手の顔が分からないというのはネックですが、プロフィール写真が大幅に加工されていることを考えると、写真がある女性の本当の顔も分かりません。
会ってみるまでは分からないという点においては同じですから、競争倍率が低い方を狙った方が賢いといえます。
ルックスやスタイルにこだわり過ぎない
「どうしてもルックスやスタイルが気になる」という男性もいることでしょう。
その場合はプロフィール写真アリの女性を狙うことになりますが、気を付けなければならないのは、つい選び過ぎてしまうということ。
女性の写真を見ていくうちに自身の中でどんどんハードルが上がっていき、最終的に美人にしか「いいね」しなくなってしまいます。
これではマッチング率が大幅に下がってしまうので、ハードルは低めに設定しておくのがコツ。
「生理的に無理な人を除くすべての女性」に「いいね」を送るというくらいの気持ちを持った方が良いでしょう。
やり取りが続かないことへの対策
「メッセージのやり取りが苦手」という男性は多いようです。
何を書いたらいいのか分からず、結局天気や住んでいる場所の話になりがち。
その気持ちは分かりますが、女性側としては「つまらない」というのが本音であり、返信する気になれません。
そこで、次のような対策が必要になります。
- 相手のプロフィールをくまなく読む
- 笑い話を用意しておく
相手のプロフィールをくまなく読む
やり取りで重要なのは相手のプロフィールをくまなく読むこと。
趣味、考え方、出身地、職業、結婚観など、あらゆる点をチェックした上で、自分と共通する部分を話題にします。
共通する部分が話題であれば深い内容について話すことが可能。
自然と「そうですね」「そう思います」などの表現が増え、女性に相性の良さをアピールできます。
どうしても共通する部分が見つからない場合は、相手の趣味について色々と質問するのがおすすめ。
「ちょっと興味があるので詳しく教えてください」というスタイルで質問していけば、女性側は得意気に色々と話してくれます。
最終的に「面白そうですね。僕もやってみようかな」という結論に着地させればOK。
この方法でも相性の良さをアピールできます。
笑い話を用意しておく
メッセージのやり取りでは相手を笑わせるというのも重要な作業になります。
なぜなら、面白いメッセージには優先的に返信してくれるから。
女性は複数の男性とやり取りしているので、つまらないメッセージだと返信が後回しになってしまうのです。
そこで効果的なのが、笑い話を用意しておくこと。
トークバラエティーやYouTube、書籍などから自身が面白いと感じたエピソードを抜き出し、アレンジを加えて自身のエピソードにするのです。
多少の嘘が混じっても気にすることはなく、女性を楽しませることを最優先に考えましょう。
会ってみたらイメージと違うことへの対策
「会ってみたらイメージと違った」という状況になるのは、それ以前に期待し過ぎているからです。
会う=好意が芽生えているわけで、女性のことを美化しがち。
この勝手な美化が「会ってみたらイメージと違った」という根本的な原因となります。
したがって、次の2点が対策として有効です。
- 実物はプロフィール写真の3割減だと認識しておく
- 性格については一切イメージしない
実物はプロフィール写真の3割減だと認識しておく
ご存知の通り、マッチングアプリの女性会員は写真加工の常習犯。
実際の顔からかけ離れていることを自覚しながらも、イケメンからの「いいね」欲しさに大幅に加工しています。
これが現実なので、実物はプロフィール写真の3割減だと認識しておくのが賢明。
少なくともプロフィール写真より可愛いことはありませんから、ルックスに期待してはいけません。
この認識が徹底できていれば、会ったときに虚しいと感じることはないでしょう。
性格については一切イメージしない
メッセージのやり取りにおいて女性が猫を被るのは当然のことです。
よって、「この子は性格がいい」などと思い込むのは時期尚早。
分かっているのは不快なメッセージが来なかったということだけであり、それ以外のことに関しては一切イメージしてはいけません。
会ってみなければ何も分からないというのが正しい解釈であり、良くも悪くも思い込みを持たないようにしましょう。
2回目のデートに繋げるための対策
マッチングアプリにおいては、初デート後に連絡が途絶えることが多々あります。
マッチングの段階から積み上げてきたものがすべて無くなるので、ある意味一番虚しい展開。
そんな事態を少しでも避けるには、初デートで次のような対策が必要です。
- 誠実さを伝えることが最優先
- 無言の時間を作らない
誠実さを伝えることが最優先
マッチングアプリの女性会員が一番嫌うのはいわゆるカラダ目的の男性。
初デートではこの点をチェックされます。
それゆえ、男性側は誠実さをアピールするのが最優先。
如何に真剣に恋活・婚活しているかを伝えなければなりません。
また、下心があると疑われるのは絶対に避けたいところ。
デートの時間を昼間に設定し、2~3時間程度経ったところで男性側からおひらきを提案するのが無難です。
無論、お酒はなし。
場所も人の多いカフェなどを選択し、女性側が身の危険を感じることのないように配慮しましょう。
無言の時間を作らない
初デートでありがちなのが無言の時間ができてしまうこと。
お互いに非常に気まずく、「相性が悪いのかも」と感じる瞬間でもあります。
こうした事態を避けるには事前に話題をたくさん用意しておくのがベスト。
それまでのやり取りで分かっている事実をもとに女性のツボにハマりそうな話題をみつけ、デート中はそれを軸に会話していきます。
なお、用意してきた話題も無くなった場合は、相手に対するその時点での気持ちをストレートに表現して無言の時間を回避します。
「それにしても、今日会えて本当に良かった。僕は楽しいです」
このように切り出せば話が繋がっていくことでしょう。
マッチングアプリは決して虚しいものではない
引用:e-venz
マッチングアプリで虚しいと感じた男性がいるのは事実ですが、「利用して良かった」と感じている人も大勢います。
それを示すのが婚活・恋活や街コンなど中心とする男女の出会いメディアe-venz(イベンツ)を運営するノマドマーケティング株式会社が2021年8月26日に行ったアンケート調査。
20歳以上の男性112人に「マッチングアプリで交際したことがあるか?」と聞いたところ、62.5%が「ある」と回答しています。
また、それを年代別に表したのが下の表です。
30代以上の半数以上がマッチングアプリ経由で交際経験を持っており、年齢的に結婚まで至ったケースも多々あると思われます。
唯一、20代が50%を下回っていますが、交際ではなく遊びの関係になったものもあったと思われ、やはり出会いのツールとしては有効。
このアンケート結果をみると、虚しいというより「良かった」と感じている人の方が多いことになります。
マッチングアプリはモテる人が利用してこそ効果がある
マッチングアプリで「虚しい」と感じるのはお相手が見つからなかったからです。
「マッチングアプリなら恋人ができると期待していたのに・・・」
このような思いから虚しいと感じてしまうのでしょう。
ここでお伝えしておきたいのは、マッチングアプリの女性会員にも選ぶ権利があり、彼氏がいないからといってハードルを下げたりはしない、ということ。
つまり、普段女性から恋愛対象として見られていない人がマッチングアプリに登録しても、やはり恋愛対象としては見てもらえないのです。
もっというと、マッチングアプリは人並み以上にモテる人が利用してこそ生きるもの。
虚しい展開にならないようにするには、しっかり男磨きをしておかなければならないのです。
「出会う機会がないだけで、機会さえあれば人並み以上にモテる」という状態にまで自分を高めておきましょう。
自分に合ったマッチングアプリを選ぶことも大事
虚しい展開を避けるには、自分に合ったマッチングアプリを選ぶことも大事です。
なぜならば、マッチングアプリごとに主な年齢層や女性の目的が異なるから。
これらを意識せずにマッチングアプリを選ぶと、いくらアプローチしてもマッチングできません。
20代中盤までのライトな出会いならタップル
20代中盤まででライトな出会いがご希望ならタップルがおすすめ。
真面目に恋活している人の他に、気軽に遊べる相手がほしいという女性も大勢登録しています。
20代中盤から後半の真剣な恋活ならペアーズ
20代中盤から後半の真剣な恋活ならペアーズがもっとも適しています。
累計会員数は国内マッチングアプリの中でNo.1。
毎日大勢の新規会員が発生するので、数ヶ月単位で契約しても虚しいと感じることはないでしょう。
なお、ペアーズは知名度が高く様々な人が集まってくるので、20代中盤から後半の真剣な恋活をメインとしつつも、30代の婚活や20代前半のライトな出会いにも使えます。
30代以上の婚活ならOmiai
30代以上の婚活ならOmiaiがおすすめです。
ペアーズよりも数歳ほど年齢層が高く、その分だけ結婚を意識している女性が増えます。
会員数も多く、素敵なパートナーが見つかる可能性は十分にあります。
友達作りならtinder
友達作りが目的で利用するならtinderがおすすめ。
マッチングアプリには珍しく、恋活・婚活以外の目的でも利用可となっており、飲み友達や趣味友達を募集している女性が大勢います。
これらの女性は非常に簡単に出会えるので、虚しいと感じることはないはず。
会ってみて話が盛り上がればそこから恋愛やカラダの関係に発展することもあります。
まとめ
この記事では、マッチングアプリで虚しいと感じる原因と対策についてご紹介しました。
マッチングから初デートまで、虚しいと感じる要素はいくつもあります。
そうなるのはお相手の女性とうまく行っていないから。
マッチングアプリは出会いの場を提供しているにすぎず、そこで恋人ができるかどうかは利用者個人の問題となります。
したがって、虚しいと感じる展開を避けるには自身のモテ度を高めるのが一番。
マッチングアプリを利用していて虚しいと感じることがあったら、まずは自分自身を高めることから着手しましょう。